WHAIS
 

tsubaki hanaayu さや
case2
想いのキャッチボールで誕生した「どこにもないお店」
椿茶園

設計担当:三輪アトリエ一級建築士事務所
施工:有限会社ワタルホームズ
デザイン:株式会社デザインコンビビア
撮影:伊藤華織
店舗  新築 グラフィック
椿茶園
椿茶園様は、年間150万人の参拝客が訪れる三重県鈴鹿市の椿大神社の参道に立地しています。
お客様の目の前で美味しいお茶の淹れ方を実演しながら「お茶」を提供するカフェと、自社で生産したお茶やお土産としてのギフト商品、地産品等の販売スペースを持つ店舗を2016年11月にオープンされました。
呼応するチカラ

「例に出すお店がどこにもない」初めてお会いした際の市川社長の印象的な言葉です。「どこにもないお店」をどうやって実現するのか。完成に至るまで道のりは、どこにもないお店への「想い」から始まる「キャッチボール」の連続でした。
事業コンセプトをお聞きし、空間やパッケージに表現。「想い」に呼応してデザインする、デザインに呼応して、さらなる「想い」が出現する。この繰り返しで、計画は進みました。

椿茶園
参拝客をお店に誘導する

参道に立地するため、お客様の動線は明確です。はじめに神社を目指し、参拝後に、休憩や土産品を購入します。このお客様を確実にキャッチするために、アプローチ動線や建物の魅せ方に工夫をしました。
神社を目指す向きに喫茶コーナーの窓とサブ出入り口を設け、「なんとなく」店舗の様子を見ながら神社を目指せる外観。参拝後に神社から下る際は、大きなガラス面を設け「しっかり」と内部をみせ、店舗へ誘導する外観。出入口は、通り抜けが可能なようにし、店舗の一部が参道になったような賑やかな往来を想定しています。

椿茶園
一体空間を分節し、出来事が共有化される空間づくり

店舗内は、主に ①喫茶スペース ②物販スペース ③バックオフィスから構成されています。さらに小さなゾーニングを行って、参拝帰りの気持ちに合わせた複数の居場所づくりをしています。同時に、お客様が喫茶と物販スペースどちらにいても、どちらの魅力も感じながら滞在し、相乗効果がでるような配置をしています。

椿茶園
まだ見ぬお店の“らしさ”を探す

お店のグラフィックデザインは、ロゴマークづくりから始まりました。ヒアリングでは新しくお店を始めることになったきっかけや、お茶づくりで大切にされてきたこと…これまでのこと、これからのこと、広くお話をうかがいました。
そうしてうまれたのが、一筆書きの椿がシンボルのロゴマークです。「新しいお店と丁寧なお茶作りが、椿大神社の歴史とともに続いていくように」という願いが込められています。椿大神社に訪れる女性の参拝客をメインターゲットとし、幅広い年代の女性に受け入れられる落ち着いた可愛らしさのロゴマークに仕上げました。

椿茶園

point
お打合せが毎回楽しい!
建物や空間は、設計者のみならず、お客様と共に創り上げるものなのだ!と実感したプロジェクトでした。

建築家 三輪良恵 三輪良恵
三輪アトリエ一級建築士事務所

point
お店の「らしさ」をカタチにします
新しくお店を始めることとなったきっかけや、お茶づくりで大切にされてきたこと…うかがったお話をもとに、一筆書きの椿のロゴマークが生まれました。お茶商品のパッケージは、ふだん日本茶を家で飲まない人でも思わず手に取りたくなるデザインを心掛けました。

デザイナー 田島未久歩 田島未久歩
(株)デザインコンビビア

teamWHAIS

オリーブ会員有限会社松本家具製作所
椿大神社の参道にあり、ひと際目立つ椿茶園! 家具も素敵に納まりました。

ルピナス会員伊藤華織
お茶に真摯に向き合い、一滴として妥協なく、それでいて寛容で、お店で頂いくお茶は、日本人としての私の魂に染み渡りました。

ひとこと
お客様からいただいたヒント
若い女性客が、お店に来て「お茶はありませんか?」と聞かれた。当店はお茶屋なのに… 。商品を勧めると、「私が欲しいのは、今、飲むお茶です」と言われました。だから、日本茶カフェを行うことに。お茶バーカウンターを設けて、急須、湯冷しを使い丁寧にお茶を淹れる。自分が茶畑から育て作ったお茶を自分が淹れる。日本茶の魅力を伝えていければ幸いです。

椿茶園 市川 晃様

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制作ワークフロー


hanaayu
四季の移ろいを体感する日本茶カフェ
茶寮はなあゆ

設計担当:スタジオソイ一級建築士事務所/三輪アトリエ一級建築士事務所
施工:中村建設株式会社
デザイン:株式会社デザインコンビビア
撮影:田伏博
店舗  新築 グラフィック

茶寮はなあゆ
日本茶を通して、暮らしの文化や季節の移ろいを若い世代に伝えて行きたいー。明治初年から緑茶の製造と販売を続ける埼玉県春日部市『おづつみ園』の代表 尾堤宏さんの思いから『茶寮はなあゆ』の計画が始まりました。
アプローチの野の庭や窓から入る光と風によって、季節が刻々と変化していく様子を楽しむことができます。

四季の移ろいを感じる野の庭

いろいろな樹木や草花がが植えられた、アプローチの野の庭。小さいながらも奥行きが感じられます。
木製の格子が目を引きます。

茶寮はなあゆ
仄暗い土間と大きな引戸

木製の扉を開けると、仄暗い土間空間。奥には季節の飾り棚。スリット窓から入る自然光も優しい雰囲気。
大きな引戸に設けられたくぐり戸からカフェスペースに入ります。

茶寮はなあゆ
開放的なカフェスペース

くぐり戸を抜けると明るい吹き抜けのあるカフェスペース。窓からは木製格子越しに庭の樹木が楽しめます。
階段したの小さな部屋や手洗いコーナーにも工夫があります。

茶寮はなあゆ
集い、学ぶ、セミナースペース

2階はワークショップやお茶会ができるセミナースペース。日本茶教室を開催したり、地域の方がイベントをすることも。

茶寮はなあゆ

point
一冊の本をつくる様に
必要とされる様々な機能や空間、素材の条件を整理し取捨選択。分解したり、動かしたり、再構築したりを繰り返します。一冊の本を編集する様に設計を進め、空間の質を上げて行きます。

建築家 槻岡佑三子 槻岡佑三子
スタジオソイ一級建築士事務所

point
四季の移ろいをロゴマークにも込めて
お茶を楽しみながら、セミナーやコンサートを行うなど、「人が集まる場」を地域に提供したいという尾堤さんの思いがありました。グラフィックもお茶のイメージにとらわれず、地域に愛される親しみやすさ・あたたかさと、ゆったりとした時間の流れを感じられるものを制作しました。

デザイナー 沢田寛子 沢田寛子
(株)デザインコンビビア

teamWHAIS

オリーブ会員有限会社松本家具製作所
お施主様も、建築にこだわりがある方なのでとても素敵な空間でした。

ひとこと
はる・なつ・あき・ふゆ
“日本の四季の移ろいを、お茶を通して素敵に感じて欲しい”という想いで「はる・なつ・あき・ふゆ」からひと文字ずつ取って『はなあゆ』と名付けました。お茶を楽しむ時間と空間を提供し、無添加の正しい食を伝え、地域のコミュニティになるよう心掛けています。

茶寮はなあゆ(おづつみ園) 尾堤 宏様

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制作ワークフロー


hanaayu
日常のくらしに寄り添うお店
くらしの器と自然食品 匣(さや)
ART CRAFT & NATURAL FOOD SAYA


設計担当:3110ARCHITECTS一級建築士事務所
施工:株式会社栄港建設
デザイン:株式会社デザインコンビビア
撮影:伊藤華織
店舗  内装 グラフィック

くらしの器と自然食品 匣(さや)
JR東神奈川駅から徒歩3分。21年陶磁器を扱う店を営まれてきた匣(さや)のオーナー重田葉子さんが、人通りの多い立地を活かし、入りやすい店舗を目指したリノベーション計画です。

ショップの表情を伝える

今までの店は2階にあり「何の店なのか」が伝わりづらい状況でした。そこで道を歩く人にも店の個性が伝わるように、空いている1階の駐車場に移動しました。
器や美術品のセレクトショップは『くらしの器と自然食品』の店として生まれ変わり、ワイン会や絵手紙教室などの為のレンタルスペースは3階から2階へ移動。空いた3階はテナント貸しとなり、新たな収益をもたらしました。

くらしの器と自然食品 匣(さや)
主役は商品の持ち味

店で取り扱う商品は、オーナーの目利きで選び抜かれたものばかり。それぞれの品、一つ一つが引き立つよう道路面は大きなガラスでクールなイメージに。真っ白ではなく薄いグレーでまとめた室内にポイントで無垢のカウンター材を配置し、手作りの器や自然食品の持ち味を引き立てています。

くらしの器と自然食品 匣(さや) くらしの器と自然食品 匣(さや) くらしの器と自然食品 匣(さや)
グラフィックデザインも新しく

グラフィックデザインもデザイナーにより一新しました。
「器も食品も人の手から生まれ、居心地の良いお店には自然と人が集うもの。シンプルながら人の温かさを感じるデザインを。」との想いのもと、ロゴマークが完成しました。色味は特に細かな検討を重ね、オーナーのアイデアにより鶸色(スズメより少し小さい鳥の鶸(ひわ)の羽根に見られるような黄緑色)を用いています。

くらしの器と自然食品 匣(さや) くらしの器と自然食品 匣(さや)

point
匣に行けば良いものが手に入る
お打合せで匣さんに伺う度に何かを購入してしまい、我が家の食器棚が日に日に豊かになっていきました。次に行ったら何があるかな?そんなワクワクをお客様とも共有できる外観デザイン、内装デザインを目指しました。

建築家 齋藤文子 齋藤文子
3110ARCHITECTS一級建築士事務所

point
前面をガラス張りにし、外からの光が店内に十分に取り込まれるようなりました。さらに内装のナチュラルな質感が、並ぶ器や食品の映える明るい店内になり、街を歩く人が立止まって店内を覗いていく光景を見て、一緒にお店作りできて嬉しい気持ちになりました。

現場監督 佐田あゆみ 佐田あゆみ
株式会社栄港建設

point
お店のコンセプトとイメージを凝縮
ロゴマーク制作は、器・野菜・家・土など様々なモチーフがアイデアとして出てきました。器も食品も人の手によって生まれるものということから、採用となったマークは“人”を感じるものとなりました。「人が集う場所にしていきたい」というオーナー様の思いとも共鳴しています。穏やかでありながら個性的な雰囲気は、お店のイメージともピッタリです。

デザイナー 田島未久歩 田島未久歩
(株)デザインコンビビア

teamWHAIS

ルピナス会員伊藤華織
暮らしを丁寧に。地に足の着いた美しい生活をいきるヒントが有る魅力的なお店。素敵です。

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制作ワークフロー


各STEPをクリックしていただくと詳細が表示されます。

「既存の店舗をリニューアルしたい」
「カフェをやってみたい」
「働きやすいオフィスにしたい」
「工場の一部にショップをつくりたい」
「産婦人科を開院したい」
「ロゴマークをつくりたい」
「ホームページをつくりたい」………
ご要望、条件、ご資金のことなど、お気軽にご相談ください。漠然としたイメージやご希望などをお話しいただき、お客様が何を必要とされているか、WHAISコーディネーターが女性建築家とともに考えます。

打合せ

女性建築家と一緒に初回お打ち合わせに伺い、調査をさせていただきます。
女性建築家に、思い・運営方法・迷いなど、何でもお話しください。


・初回のプランをプレゼンテーション
・概算見積り
初回のプランから見えてくる現実と可能性を考える楽しいひとときです。

設計監理費+コンサル費は工事予定金額の12~15%前後が目安
ロゴマーク・ホームページ等グラフィック部門のみの場合は異なります
¥ 設計契約時金支払:想定設計料40%

・詳細なデザイン・構造まで決定
・詳細見積り
・スケジュール調整
・作成の場合はロゴマーク等のグラフィック系の打ち合わせ開始
細部が具体的になってきます。今まで見えていなかったことも、図面が教えてくれます。予算調整・融資についても一緒に考えます。
*助成金等活用の場合は別途ご相談をさせていただきます。

施工業者に見積りを依頼します。
施工業者から提出された見積りに間違いがないか、チェックします。

施工業者から提出された見積りをもとに、適切な施工会社を選定します。

・現場監督・職人さんとの顔合わせ
¥ 設計中間時金支払い:設計料30%

現場で決めたほうがわかりやすいことがたくさんあります。施主・設計・施工の、二者・三者での現場ミーティングを大事にします。

お客様立会いのもと、設計者・施工監督とともに工事が完成しているかご確認いただきます。設備機器の説明も、このときに行われます。
¥ 設計完了時金支払い:設計料の残金

これからが永いおつき合いの始まりです。
メンテナンスのバックアップ(6ヶ月・1年の点検)をいたします。
いつでもお気軽にお声をおかけください。



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